ホクロ・いぼなどの治療(CO2レーザー Edge One)
CO2レーザーの有用性
- 治療の痛み、出血、腫れが少ない治療が可能
- 周辺組織の熱変性が非常に少なく低侵襲な治療が可能
- 各診療科での幅広い疾患に活用が可能
CO2レーザーとは
CO2レーザーは、CO2=炭酸ガスを使用した遠赤外線を原理とした光を発する気体のレーザーです。CO2は水に吸収されやすい特徴があり、皮膚には水分が多く含まれているため、いぼ・ほくろなどにレーザーを照射すると、細胞の内側の水分に反応して熱エネルギーが発生します。この熱エネルギーによっていぼやほくろを瞬間的にみるみる気化蒸散させて取り除くことができるのが特徴です。熱影響が限局的なので、周辺の正常部位への影響も少なく抑えられます。局所麻酔を行えば痛みもほとんど感じませんし、出血や施術後の痛みもほとんどありません。
Edge ONEとは
Edge ONEは最新式のCO2レーザーで、従来のCO2レーザーと比べて圧倒的に照射時の痛みが少なく、治療後のダウンタイムが少ないのが特徴です。メスや電気メスを使用する治療と比べて短時間に行うことができ、照射時の痛みや照射後の出血もほぼないのが特徴です。仕上がりも綺麗ですので安心して治療を受けていただけます。照射の強さをコントロールできるため、患者様のお悩みや皮膚の状態に合わせた幅広い治療が可能です。
このような方におすすめ
- 脂漏性角化症(いぼ)
- 母斑細胞母斑(ほくろ)
- アクロコルドン(首の水イボ)
- 稗粒腫
- 汗管腫(目の下のプツプツ)
- 魚の目
- 老人性脂腺増殖症
- ニキビのコメド(角栓)除去
施術の流れ
- ドクター診察、カウンセリング
- カウンセリング内容・施術内容・麻酔の有無などによって時間が変わります。
- 照射
- 1回で取れるものが多いですが、色素の深いほくろやウィルス性のいぼなど、状態によっては複数回かかるものもあります。1回の照射時間は1個につき3分程度です。また、治療後1〜2週間後の再受診をおすすめしています。
- 治療後の経過(ダウンタイム)
- 施術部位は赤色を呈し、陥没している状態になります。照射後2〜3日はまだ赤みがあり、表面が乾いてきます。1〜2週間程度で皮膚が再生し上皮化します。その間は、処方された軟膏を塗って、傷にテープを貼っていてください。テープで保護することにより、ほくろの痕は数倍きれいに治ります。小さなイボに関しては、軟膏を処方しますので、数日間塗ってください。
施術部位が上皮化してテープが不要になった後は、日焼け止めをしっかり塗るなど紫外線対策を十分におこなうことをおすすめします。
治療後の赤みや黒ずみは、施術部位の状態によりますが、1〜3か月以内に自然に消えます。大きいものでは、半年〜稀に1年程度続くこともありますが、徐々に消失しますのでご安心ください。
禁忌
- ケロイド体質の方
- 日焼け直後、あるいは過度な日焼け状態の方
- 治療後日焼けする可能性のある方
- 皮膚炎・皮膚感染症のある方
- 妊娠中の方
- その他医師が施術不可能と判断した方
リスク・副作用
稀に熱傷、痂皮・水疱(5〜10日で回復します)、色素沈着、瘢痕、浮腫、紅斑(通常1〜2週間程度で消失します)などを伴うことがあります。
機器について
入手経路 | 当院のCO2レーザー Edge Oneは韓国のJeisys Medical社より個人輸入いたしました。 |
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国内の承認医薬品等の有無の明示 | 日本支社(Jeisys Medical Japan株式会社)において管理医療機器・クラスⅡの承認(認証)を取得しております。 |