従来の脱毛器は、欧米が開発の中心で、欧米で使用することを念頭に置いて製造されており、日本人の毛質・日本の施術環境が考慮されていない機器が一般的です。
Lasyaは日本の医師・看護師の意見を開発・製造に反映し日本国内にて2年間データを収集し、改良を繰り返し製造された機器です。
他の機種にはないLsyaの特性
肌に触れる箇所の冷却機能が他メーカーの2倍
従来の機器は、照射時の肌表面の温度上昇によって冷却機能が低下し火傷を起こす可能性があるため、一定のパワーでの照射が義務化されていました。Lasyaは冷却機能向上のため、ハンドピース内に2枚の冷却板が内蔵され、最大-15°Cまで先端を冷却することが可能になっています。
2倍の冷却機能でハイパワーでの照射を可能に
従来の機器では照射パワー(J:ジュール) がある一定のジュールから上げられなくなります。Lasyaは患者様の毛の量・毛質に合わせ、照射パワーを制限がなく設定ができ、かつハイパワーでの照射でも冷却装置の向上により火傷リスクが大幅に軽減されます。また、ハイパワーでの照射が可能なことによって施術時間の短縮に繋がり、患者様の時間の制限も緩和できます。
パルス幅の自動設定機能
ダイオード脱毛器にはパルス幅という設定があります。パルス幅はダイオードレーザーのパワーがどれだけの時間、皮下に留まっているかを示してます。パワーが皮下に留まる時間は効果に直結しますが、従来の機器では個々の施術者が設定し、明確な基準がありませんでした。Lasyaは照射パワーに合わせ、日本用に自動計算がなされ、施術者によって効果が変わることはありません。
蓄熱式と熱破壊式の 2種類のモード
ダイオードレーザー脱毛は「蓄熱式」と呼ばれ、バルジ領域に熱を溜めることにより作用し、痛みが少なく脱毛ができるメリットがあります。しかしながら、毛質や毛根の強い日本人は抜けが良くないという症例が多数報告されております。Lasyaは痛みが少なく脱毛ができる「蓄熱式」モードに加え、更にパワーを上げ、毛根まで熱を届け、脱毛効果を著しく上げる「熱破壊式」モードの機能も搭載されました。これにより、抜けにくい場所にも適応を広げました。
他メーカー脱毛器との比較
Lasya | 機種M | 機種S | 機種R | |
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レーザーの種類 | 蓄熱式/熱破壊式 | 蓄熱式 | 蓄熱式 | 蓄熱式 |
痛み | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
効果 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
火傷リスク | ◎ | △ | 〇 | △ |
施術時間 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
国内導入率 | ◎ | ◎ | 〇 | 1院のみ |
Lasyaでの脱毛の適応部位
全身の部位に対応可能です。
禁忌
- 過度に日焼けしている場合
- 皮膚炎のある部位
- 癌あるいは前癌病変が疑われる部位
- 患者が非現実的な期待をしている場合
- その他医師が施術不可能と判断した方
施術の流れ
- ドクター診察、カウンセリング
- 施術前に、担当する医師がお肌の状態を診て、施術範囲や回数、併用療法などの治療プランを決めていきます。治療内容・アフターケアの方法・治療費・治療スケジュールなどの詳細を決めていきます。
- 洗顔・クレンジング
- メイクや汚れ、皮脂をしっかりと落とします。
- 照射(一部で約10~30分)
- お肌を保護するジェルを塗り、レーザーを照射します。ジェルはお肌との密着を高め、熱伝導を助けます。
照射中はレーザーから目を守るため、専用のゴーグルなどを着用いただきます。
- 終了
- 施術後、ジェルを拭き取って終了です。施術後は少し熱感が残りますが、お化粧をしてすぐにご帰宅いただけます。洗顔・入浴は当日から可能ですが、お肌をこすらないようにご注意ください。
リスク・副作用
稀に熱傷、痂皮・水疱(5〜10日で回復します)、色素沈着、瘢痕、浮腫、紅斑(通常1〜2週間程度で消失します)などを伴うことがあります。
機器について
入手経路 | 当院のLasya(ダイオードレーザー脱毛器)は韓国のBlue Core社より個人輸入いたしました。 |
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国内の承認医薬品等の有無の明示 | 日本国内での承認は受けておりません(2022年6月現在) |
諸外国における安全性等に係る情報の明示 | ヨーロッパのCEマーク、米国FDA クラスⅢの認証を取得 |