GLP-1受容体作動薬(飲み薬)
リベルサス®は「GLP-1」というホルモンに似た作用をもつお薬です。
GLP-1とは?
GLP-1は、もともと私たちのからだにあるホルモンで、食事をとると小腸から分泌されます。血糖値が高いときに、すい臓からインスリンを出すよう働きかけます。
リベルサス®とは?
リベルサス®はGLP-1と似た作用を持ち、血糖値が高いときにすい臓からインスリンを出すよう働きかけ、血糖値を下げます。現在は2型糖尿病治療薬として国内では承認されていますが、ダイエット治療目的での処方は自由診療となります。リベルサス®の効果を発揮するためには、服用前後に胃の中を空っぽにしておくことが大切です。以下の用法をしっかり守ってください。
- 必ず空腹時(起床時の飲食前)に内服する
- 水120ml以下と少なめの水で内服する(お茶やジュースはダメ)
- 同時に他の薬剤を内服しない
- リベルサス®内服後30分~2時間は飲食しない
まずは3mgから内服を開始します。あまり効果が認められない時は7mg、14mgと増量してゆきます。
リベルサス®の副作用は?
胃の不快感、便秘、下痢などの消化器症状が起こることがあります。
また低血糖、急性膵炎などの報告もあり、安全な内服には定期的な採血なども必要です。
- 症状が長く続く場合には主治医に相談してください。
- 低血糖症状にそなえて、砂糖やブドウ糖の入った食べ物や飲み物を携帯しましょう。
- 嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛が起こった時は、直ちに服用をやめて、速やかに主治医の診断を受けてください。
その他
- その他漢方薬処方も併せて行なっております
- 原則、月一回の受診が必要になります。