パイプカット

パイプカットとは

パイプカット(精管結紮術)とは、精巣(睾丸)でつくられた精子が精液の中に入らないように精管を切除・結紮する手術です。
この手術により、精子は出なくなりますが、精液は手術前とほぼ同様に出ます。ただし、再度挙児希望があり、再開通のための精管吻合手術をしても手術前と同様に精子が出るようになる可能性は極めて低くなります。 この点については十分に注意をしてください。奥様(パートナー)とよく相談の上、手術を受けるようにしてください。
また本手術は母体保護法(優生保護法)に基づいて行われるため、お子さんが1人以上いらっしゃる方(離婚されていて過去にお子様が1人以上いた方を含みます)、配偶者(事実婚を含む)の同意が必要となります。 詳しくはカウンセリング時に医師にご相談ください。

手術法(両側精管結紮術)

皮下注射での局所麻酔を行います。陰嚢皮膚を1cm程度切開し、ここから精管を剥離して切除を行います。(自然の再吻合を防ぐため精管は1cm程度切除します)精管を結紮し陰嚢内に戻したのち皮膚の傷を溶解糸(溶ける糸で抜糸は不要)で縫合します。この操作を左右ともに行います。

リスク・合併症

創部の感染、術後の出血、局所麻酔による皮下血腫、炎症性肥厚、ケロイドなど

料金

泌尿器科手術